白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第30章 蝶の心に咲く華
「姫凪…ッ!
一緒に…!」
『ン…イッちゃう…』
「置いてくな…!俺も!」
重なり合う身体、鼓動、心
幸せな絶頂のゴールテープを二人で切るや否や
「姫凪…もう一回…」
私の目を覗き込む
『…うん…抱いて…光太郎の
不安が消えるまで』
私の声にやっと優しく微笑んで
次の膜に手を掛ける
何も心配要らないと伝える私に
身体で応える光太郎
いつもより激しく抱き潰されて越える夜
それでも私を離そうとしないで
眠りにつくまで抱き合うとゴネる