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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第29章 華を蝕む闇
不安げな瞳にキスして
細い身体を抱き締める
追いかけて来ようとする
姫凪さんに手を振って
部屋のドアを閉めた
俺とこのまま夜を過ごしたら
間違いはもうなくても
罪悪感は少なからず増えるだろう
行動力が予測不能な木兎さんが
朝イチ来ないとも限らないし
あらゆるリスクは
回避しておかないと、ね。
玄関で来た時と同じ様に
服を整え家を出る
身体に染み付いた
姫凪さんの香りを抱きしめて
夜の道を歩いた
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