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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第29章 華を蝕む闇
思い出に心が穏やかに
なってたせいか
素直に椅子に腰掛け
注がれる紅茶の色を愛でる
そう言えば姫凪さんの
淹れる紅茶
しばらく飲んでないな
明日…飲ませて貰おうか…
いや…あまり近過ぎたら
また俺はあの人を妄想で汚し…
「京治さん?どうしたの?
冷めますよ?」
「いえ、何も。いただきます」
こんがらがる前に、と
紅茶の香りと味で
気持ちを落ち着ける
「どう?」
「美味しいです」
本当に紅茶を淹れるのは上手い
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