白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第29章 華を蝕む闇
離れる二人に気付かれないように
そっと離れ
フラフラと火照りのおさまらない
身体を引き摺り
元の場所へ。
温くなって飲みたくなかった筈のジュースで
張り付いた喉を剥がす
落ち着かなければ…。
もうすぐ戻って来る二人には
気付かれたくない
頭を空にしたいのに
上手く行かない
鮮明に蘇る姫凪さんの
艶ある姿が離れない
焦る俺の
ポケットで鳴る携帯
その相手は…
「姫凪さん…」
勘弁して下さい
なんで今ですか?
余計にリアルに
脳内再生してしまうでしょう!?