白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第28章 華の祈り
つまりは
研磨だってナナを
「それが出来そうに無いから
お前に言ってんの。
多分、この先も関わって
行きそうな気しかしないんだよなァ…」
放っとけるわけねぇって事。
「なんの呪い?
巻き込まないでよ
それより姫凪のお土産
買いに行かなくて良いの?
まだ、お店とか
ギリギリ開いてるんじゃない?
駅前なんかなかった?
行かない?」
無理矢理話を逸らす研磨に
頷いて
日の暮れかかった道を歩いて
街に出た
駅前でまさかの再会をするなんて
思わずに。
もちろん嬉しい再会じゃあないんだけどな。