第28章 華の祈り

俺の頭に浮かんだのは
一緒に居た
あの正義のヒーロー

「え？あのおにーさん？
じゃねぇよな？」

あれは俺の勘だと
明らかに…付き合ってない
挑発する為に言った
あの言葉は

「違い…ます…あの人は
…ただ、の幼馴染です…！
だめですか！？」

チビちゃんの複雑な
表情で確信に変わってく

幼馴染でセフレって…
お前ヤッパリなんなんだよ

まだ好きなのに
他の男に抱かれてんの？

「ふーん…オモロ…
ま、良いや。仕事の邪魔して
ごめんなー？行っていーよ？」