白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第28章 華の祈り
そんなのに一番興味のない研磨が
ため息を吐きながら
山本の背中を押して
案内に従いテーブルに向かう
「お姉さん関係ないな。」
「はい、ただ座りたいだけスね」
それに海と犬岡、福永も続いて
「黒尾?来ないのか?」
夜っ久んが俺を振り返る
「あ~、便所。
先に座っててくれ
赤は目立つから
待ってなくて良いぞ〜」
「お前…まさか…」
手を振る俺を怪訝な顔で見る夜っ久ん
「違いますぅ!
槻木澤で出しそこねたんだよ!
ほら行け!」
夜っ久んの髪の毛を
クシャッと乱して
WCと書かれた個室に入った