白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第26章 枯れる事さえ出来ぬ華
それなりに楽しめた事にホッとする
アンナとはさすがにナイけど
もしかしたら
いつか全く別の誰かとなら
そう思いながら
陽の傾気掛けた道を歩いてると
異様に目立つシルエット
「あ…木兎……」
声をかけてから
しまったと思った
木兎がいるって事は
姫凪も居るよな
木兎の後ろに隠れた人影を
気にしない様につとめるけど
「黒尾くん?」
木兎に目をやるのもキツい
降りた髪は少し濡れてる
こんな木兎は
合宿の風呂上り位しか見た事ない