白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第26章 枯れる事さえ出来ぬ華
そんなの姫凪は
『ばか!二人共カッコイイよ!
私が居たら
彼女出来ないじゃん!
勿体無いよ!』
望んでないんだよ。
彼女なんて要らない
お前が欲しい
でも、お前は
俺らが…
俺が
誰かと幸せになる事を
願ってんだよな
そんな幸せ
要らねぇのに。
「お前こそ!
鉄パンツで彼氏出来ねぇんじゃね?」
イタズラに覗きこんだ顔は
一気に赤く染まる
可愛い…キスしてぇ…
ドキドキしてる顔に
俺だけに乱れてた姫凪を
思い出す
まだ俺、居るんだな
情けねえ位
嬉しいよ。