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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第24章 愛しい蝶と繋ぐ指


「寝ると鈍いのか……
 眠りが深いのか……」

また少し近付いて
手を握る
 
さっきまで
俺を撫でてくれていた手。

温かいと思ってた手は
予想外に冷たくて

「小さいですね
細くて…白くて…
冷たい…
雪みたいだ…」

触れたら消えそうな
危うさも雪みたいに思えて来た

「消えないで…
俺の側に…」

そこまで言った時

『鉄朗…行かないで…
…ゴメンネ……』

消えそうな声だけど
確かに口から溢れた言葉
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