白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第24章 愛しい蝶と繋ぐ指
このお金は…あの人の欲を…
俺が…満たしたら置いてあるお金
口止め料のつもりなのか
ご褒美のつもりなのか
なんのつもりなのか分からない
俺の汚れに張り付くお金
今まで使うのすら
嫌だった
使い道も分からなかった
でも、やっと見つけた。
「下手な気遣いなら要りません
後で俺の話も聞いてもらいますから
お先にどうぞ?
孤爪と何があったんですか?」
アナタを笑顔にする為に
使えばいい。
そうすれば
汚れたコレも少しは
綺麗になるだろう