第5章 籠の中を彷徨う蝶

そう思ってたのに

「だよな。仲良いもんなァ」

うん、それだけで良かった
ハズなのに

『ゴメン！お待たせ！研磨！！
あれ？食べてないの？とけるよ？（笑）』

この笑顔を独占したくなってる

「食べる。」

おれも姫凪に
喰い付きたくなってる

おれのじゃないって
思えば思う程

姫凪が欲しくなるんだ。

「姫凪〜俺のはァ？」