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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第23章 空に舞い上がる蝶


酷似したそれに
少し泣いて

まだ薄暗い窓の外に
目を閉じた

次目が覚めたら
私は翔ぶ。

愛しい華から
大切な華から

自分の意思で
自分の足で

別の道を

歩き出す

サヨナラじゃないよ

サヨナラしない為の
サヨナラ

ずっと大事にしたいから

少し

ほんの少しだけ

私は離れる

想っててなんて
言わない

言えないから

どうか、私を

忘れてしまわないで

最後のお願い
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