白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第23章 空に舞い上がる蝶
いつも通りに繰り返される会話に
『またバカな事言って…!
ご褒美配らなきゃなの私じゃん…』
笑いながらも胸が熱くなる
「「姫凪(さん)が
笑えばいいんだよ(ですよ)」」
『ばか………』
揃う言葉に照れて
目を逸らし
『ありがと』
小さく呟き
そのまま箸を進めた
遅い時間のご飯を終わらせ
ゲームしたり
ただ話したり。
いつの間にか皆で寝てた
それはいつかの
研磨とクロとの1ページに
よく似た光景
失くしたはずの
ワンシーン