第23章 空に舞い上がる蝶

『研磨は強いよ？
決めたら曲げないの
それが間違ってても
突っ走っちゃうの
不器用なんだよ
だから放っとけないの
構っちゃうの』

"私のせい"
どうしても心に根付く想いを

「お前が構うのを
孤爪が望んだんだろ？
それをお前は叶えて
孤爪は幸せだったハズだ！
だから絶対アイツに謝んな！

俺とヤったわけでもねぇし
赤葦ともヤってねぇんだ
裏切ったとか
しょうもない事考えんな！

お前は悪くない！
チョット頑張り過ぎただけだ
我慢し過ぎただけだ
それを少し止めるだけ
羽根を少し休めるだけだ

だから謝んな…
きっと、謝られる方が
アイツは痛ぇよ」

木兎が受け止めてくれる