白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第18章 蝶よ止まれと華はその香で誘う
「あ、そうだな。
シューするヤツも持って来る
なんか食い物の匂いと
男臭い匂いがヤバイ!
あ!俺、風呂入った方がいい?!」
「いや…シューするヤツだけで…
入ってる間に姫凪さんから
掛かってきたらどうするんですか?」
おお!それな!
「んじゃ、とっとと片付けて
お姫様に出す菓子でも
用意すっか!赤葦!」
「ハイハイ」
相変わらず無気力な赤葦と
ゴミを片し
もぎたてオレンジピールの
爽やかな香りのミストを
部屋に振りまいた