第15章 復帰
風間「なぜ俺が」
萩「『なぜ俺が』ですって?
先に仕掛けたのは風間でしょ。手伝うのは当たり前です」
天霧「俺も手伝おう。」
萩「さすが天霧。風間とは大違いね」
風間「やればいいのだろう」
?「ははは、西国一の鬼の棟梁が女の尻にひかれるとはな」
屋根の上から声が聞こえる
風間「丁度いいお前も手伝え不知火」
不知火「お前らが壊したんだろ?
たまにはしっかり働け」
シュッと地面に降り立つ
不知火「よー原田また会ったな」
左之「よー不知火。またお前と一戦交えてぇな」
不知火「いいねー。どっか人のいねえ処でするか」
新八「町はずれにある道場の辺りはどうだ?」
左之「よし!今から行くか!?」
不知火「よっしょ!そうこなきゃな行くぞ!?」
3人は武器を手に屯所を出て行った
萩「いつの間に仲良くなったの?」
天霧「すいません姫。これはどこに置けばいいだろうか?」
萩「取りあえず庭に出して
襖は張り替えて、畳は表返しでいいかな近藤さん?」
近藤「表返し?」
萩「畳表を裏返して、新しい縁をつけるんです。」
近藤「おおそれはいいな、それでいこう!」
一「では、襖の紙を調達してまいります」
萩「それじゃあ、山崎さんお願いします」
山崎「心得た。畳替えし!?」
バンッと叩くと畳が跳ねる
萩は素早く受け取るとクルッと向きを変えて
元の位置に収める
萩「いい感じだね。千鶴悪いけど畳拭いてくれるかな」
千鶴「うん。」
萩「山崎さんサクサク行きましょうか」
山崎「了解」
バンッバンッと畳を次々に叩いていく
その横に萩も付いて行き向きを変えて
元の位置に収める
萩「こんなもんかな。どう、近藤さん」
近藤「凄いな壊れる前より綺麗になったぞ!なあトシ」
土方「そうだな、襖代だけにしちゃ綺麗になったな」
総司「あはは、僕が壊したおかげだね」
土方「緊急時以外は屯所内で鬼化すんじゃねえ!?」
総司「はいはい、わかりましたよ
風間今度は外で勝負してよね」
風間「かまわんが、何度勝負しようが俺は負けん」