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薄桜鬼 あなたに逢いたい 

第14章 変化


平助「や、ややってややかややなのか!!」

左之「平助落ち着け!!何言ってんのかわかんねえよ!」

近藤「そ、そうだぞ平助、萩君はややでややが萩君で・・・・・」

土方「近藤さんも落ち着け。萩はややじゃねえ!」

松本「ははは、新選組がここまで動揺するとはな」

萩「あの・・・お騒がせしてすみません」

皆が動顛して騒いでいるのを見て謝る

近藤「誤ることじゃないよ。そうか、ややか・・・総司は父親になるのか」

平助「総司の子供なのか?」

萩「あたりまえでしょ!?」

失礼な発言に睨み付ける

平助「わ、わりい。その、変な意味じゃなくて・・・」

左之「ははは、残念だったな平助。萩は総司しか見てないんだよ」

平助の背中を叩く

近藤「萩君、総司はややのことを知っているのか?」

萩「いえ。ややがいるとさっき分かったところなので・・・」

土方「早く教えてやんねえとな」

左之「俺たちが総司より先にややが出来たと聞いたこと怒るぞ」

土方「平助、総司の処に行ってこい」

平助「えぇぇぇ!!な、何で俺なんだよ!?俺まだ死にたくない!!」

左之「大丈夫だ安心しろ。骨はちゃんと拾ってやるからな」

絶叫して嫌がる平助に左之は笑いながら茶化す

萩「体調も随分回復したので帰りますね」

土方「巡察は終わった。総司の処に帰って教えてやれ
 左之、平助送ってやれ」

近藤「それがいい、取り敢えずひと月巡察は休んで総司と庵で安静にしていなさい」

近藤達に礼を言い左之、平助に送ってもらうことにした

萩「総司、ただいま」

総司「おかえ・・・何しに来たの?」

萩の後ろにいる左之を見て眉を顰める

左之「あからさまに嫌な顔するんじゃねえよ
  巡察中に倒れた萩を送って来ただけだ」

総司「倒れた!?萩ちゃん体調悪いの?熱は無い?」

顔を覗き込み額に手をあて確かめる

左之「取り敢えずひと月は安静にしてろって話しだぞ」

総司「ひと月・・・治るよね?」

平助「病気じゃねえよ」

総司「平助いたの?」

ずっと黙って左之に後ろにいた平助に今気づいたように声をかける
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