第13章 不調
巡察から帰って来た萩は夕餉の準備をしていた
総司「お帰り、萩ちゃん」
萩「ただいま総司。体調はどう?もうすぐ夕餉が出来るからね」
総司「ありがとう、昨日よりいいよ」
萩に近づき腰に手を回し抱き寄せる
萩「もう・・総司危ないよ」
総司「やっぱり良いね🎵萩ちゃんを独り占め」
腰に回した手に力を込めてギュッと抱きしめ
首筋に顔を埋めチュッと口づけを落とす
総司「ご飯の前に薬を貰っても良い?」
萩「・・・・うん良いよ」
萩の返事を聞き刀で先ほど口づけた首筋を切った
ツッと血が滴ると総司は舌を這わし舐めとり強く吸い付く
萩「っん・・・」
思わず声が漏れる
総司「萩ちゃん・・夕餉は後でも良いよね?」
こくんと頷くとふわっと体が浮き褥へ運ばれる
優しく褥に下ろされ覆いかぶさってくる
目を閉じると優しい口づけが落とされ薄く開いた唇の間から
舌が侵入し深い口づけへと変わっていく
萩「っん・・そうじ」
着物の袷から手を差し込みやわやわ揉み
逆の手で器用に帯を外していく
着物が緩み火照った体に風が心地いい
乱れた吐息と衣擦れの音
其れに混じって何度も萩を呼ぶ囁きに応えるように
夢中で総司を抱きしめる
総司「萩・・・・・」
遠のきそうになる意識を総司の口づけがまた掴んで引き戻す
憂いを帯びた表情で萩を見つめる瞳に体が甘く疼いた
萩「・・・・・んっ」
弱い部分が擦れる度に漏れる声を耐えようと
自然と詰まる息
こわばりを解くように総司は優しく萩を抱き寄せ
更に深く身体を暴いていく
総司「ちゃんと、息して。我慢しないで」
萩「だっ、て・・・・・や、待って、無理だよ、まって」
総司「・・・・・ごめん。待てない」
萩「・・・・・っ!」
重ねた肌は、どこまでも熱くて
萩はそんな幸せの中、いつの間にか眠りについたのだった