第11章 病気
総司「僕は鬼になるよ。萩の傍にいる、幸せにしてみせる」
風間「沖田総司その誓い忘れるな、もし違う時は萩を攫いに行ってやる」
総司「前にも言ったけどそんな日は来ないよ」
互いに笑みを浮かべる
萩「総司・・・本当にいいの?鬼になっても」
総司「萩ちゃんの傍にいさせてくれる?一緒に幸せになろう」
萩「総司・・・」
総司の言葉に嬉しくなり抱き着いた腕に力を籠める
風間「血を飲んでから鬼になるには数日から数か月かかる者もいる
その間は体調が不安定になるが完全な鬼になれば落ち着くだろう」
萩「・・・ありがとう風間」
風間「ただの気まぐれだ、人間が鬼を愛せるのか見ものだな」
総司「ふっ素直じゃないね。でもありがと風間」
ニコニコして言い合いを見つめていると不意風間がにこちらに向き
風間「時に萩、お前は体調に変化はないか」
萩「いいえ、特に体調不良は無いですが・・何か?」
風間「お前の気配が少し気になってな・・まあいい用事は済んだ」
気になる一言を残して風間はフッと消えてしまった
萩「気配?何か変かな・・・ねえ総司、今の何だったんだろう?」
総司「さあ?風間が考えてることは良く分からないね」
総司「萩ちゃんそろそろ帰ろうか。近藤さんや土方さんに話さなくちゃね」
萩「うん」
来た時と同じように2人で手を繋ぎ屯所までの道のりを歩いて行くのだった