第9章 潜入調査
総司「あれで気づかないと思ってたの?」
萩「みんな知ってるよ。気が付いてないのは土方さんだけだよね?」
鈍すぎだよねーと2人で盛り上がる
総司「あっそうだ、土方さんだけ愛の告白なんて狡いから僕も良い?」
にっこり微笑み手を持ち上げ口づけると
総司「僕が必ず幸せにするよ、ずっと一緒にいようね🎵」
萩はこくんと頷き微笑む
土方「と、兎に角そう言う事だ!帰るぞ」
真っ赤になった千鶴の手を引き歩き出す土方について総司と一緒について行く
萩「そう言えば皆を置いてきたけど良いの?」
土方「後始末は山崎と斉藤に頼んできた。原田達は帰ってきやがったら説教だ!」
着替えてから広間で近藤さんに報告をしていると
新八「今帰った、おっ千鶴可愛かったぞ」
左之「確かにな、萩の芸子姿も見たかったな」
平助「俺は見たぞ🎵」
左之「いつの間に!あっそれでずっと機嫌が好かったのか」
ガヤガヤ騒ぐ3人に
土方「うるせぇてめえら、あれほど邪魔すんじゃねえって言ったろうが!」
新八「でもさぁあっちが言いがかりつけて・・・」
土方「言い訳すんじゃねぇ!んっ・・・平助首に血が付いて・・・」
平助「はぁ!あんな奴ら相手に怪我なんか・・・」
あっと思い出し首を抑える、ひょいと左之が抑えた平助の手を持ち上げ覗き込んだ
左之「これは怪我じゃねえよ土方さん」
総司の頬をみて
左之「あれと同じ女の紅の跡だな」
ピクッと総司が反応する
総司「・・・平助、さっき萩ちゃんを見たって言ってたよね?」
平助「・・・そ、総司?」
総司からにじみ出る殺気にビクビクする
総司「左之さんが"同じ女の紅"だって言ったんだよ。お・な・じ・お・ん・なって僕が聞きたい事解るよね?」
平助「わ、解ります!」
ピシッと背筋を伸ばし正座する
総司「じゃあ、さっさと答えてくれるかな?」
平助「これは・・」
萩「それ私が平助君を押し倒した時についたんだよ」
総司「えっ・・押し倒した?」
萩「急いで部屋に入ったから転んじゃってね、顔をぶつけちゃったから多分その時についたんだと思うよ」
青くなる平助に
総司「今回は大目に見てあげるよ平助、でも次はないよ?」
黒い微笑みを浮かべる