第1章 冗談じゃない!!
(今何て言った?今日が初めて?嘘ついたの?)
呆然と萩が立ち尽くしていると
大輔「とても可愛らしい人ですね。本当は乗りきではなったんですよこのお見合い。18歳にもなって彼氏もいないって言ってたから・・・」
(なんですって!!彼氏を作らないのは周りの男が軟弱物ばかりだからよ!!)
大輔が知らないだけで萩は結構モテるのである。腰まである長い黒髪、可愛らしい顔立ちで言い寄ってくる男は多い。しかしみんな萩よりも弱いのですべて返り討ちにあっていた。
父「なるほど、しかし萩はモテるぞ。ただ萩よりも強い男がいないのでな彼氏は出来ないのだ」
大輔「それじゃ、僕が彼女を倒したら結婚してもいいですか?」
大輔(僕よりも強そうには見えないんだよなぁー余裕だろ)
そう言うと大輔は口角を上げて微かに笑う
父「そうだな、大輔君なら行けるかもしれないな」
怒りに震えながら話を聞いていた萩はおもいっきり戸を開けた
スパァァァン!!
萩「勝手に決めないで!!」
ビシッと指を指してから
萩「私を倒すって言いましたよね?」
にっこり微笑みながらゆっくりと大輔に近づて行き笑顔のままで一言言い放つ
萩「私を倒すのはあなたじゃ無い」
その瞬間笑顔を消し殺気を放ちながら大輔を投げ飛ばす
大輔「!!うわぁ」
大輔は開けっぱなしだった戸から廊下まで飛ばされてしまった
大輔(何だ!!一体どうやって投げたんだ!?)
萩「冗談じゃない!!あんたみたいな弱い男なんて願い下げよ!!このお見合い無かった事にして!!」
そう言うと萩は部屋から走って逃げて行ってしまった
父「萩待ちなさい!!おいお前たち萩を連れ戻して来い!!」
弟子1.2「はい!!!」
父「大輔君大丈夫かね?」
大輔「なるほど、確かに強いですね。でも、次は油断しませんよ!!」
父「あの萩投げられても「次は」と言ったのは君だけだよ」
・・・・・・・・・・
弟子「お嬢様!!」
弟子「お嬢様、お待ち下さい!!」
萩「嫌よ!何で待たなきゃ行けないのよ!!」
(冗談じゃない!!)