第12章 頂上戦争
「かまえろ」
センゴクの指示によりエースの左右にいた執行人の男2人が剣を構えた。
「…つっ!」
エースに向かって2本の剣が振り下ろされる。
もうだめだと思ったその時だった、何者かが執行人を攻撃し2人とも処刑台の下へと落ちていった。
「誰だ⁉︎」
処刑台の下にはクロコダイルがいた。
…なんであいつがエースを?
「あんな瀕死のジジイすぐに消すさ。その前にお前らの喜ぶ顔が見たくねぇんだよ」
結果的日エースの命が伸びてホッとしていた。
その後、ドフラミンゴとクロコダイルの戦闘となった間に麦わらが動いたけど私は何もしない。
正直なところエースを助けたいと思う自分がいるから。
先を進んでいく麦わらを止めようと海兵と交戦しているとクザンが動いた。
氷の槍らしきものが肩に突き刺さっていた。
クザンはとどめをさすつもりでその槍を振り上げた時青い鳥が飛んできた。
「あれは…」
不死鳥マルコ。
クザンは端の方へと飛ばされた。
私はその間にそこから離れて残りの海賊達の様子を見ることにした。
まだ、湾内にいる海賊は海を泳いでこちらに渡って来ようとしている。
海軍はそれをいいことに格好の標的として狙いを定める。
…何かがおかしい。
ハタから見たら船も足場も無くした海賊がやけになっているように見えるけど果たして本当にそうなのだろうか?
大量の砲撃をもろともせずに泳いでくる海賊に士気が落ちているようには到底見えない。
「…ん?」
海の中から何かが出てくる?
最初の白ひげ海賊団が登場した場面をふと思い出した。
「まさかっ!」
海から飛び出てきたのはコーティングされたもう一隻の白鯨の船。
そのまま広場へと突っ込んでくる。
海兵は船を沈めようと砲弾をドンドン撃ち込んでいく。
船はオーズへと向かい陸へ乗りあがった。
それをオーズが広場へ引っ張り上げる。
「あれま」
包囲壁、あんまり意味なかったね。
オーズは最初の砲撃により倒れ、白ひげが広場へ降り立った。
海兵は白ひげに向けて構える。
白ひげは目の前で能力を使い海兵達は吹き飛ばされ、隊長達も降りてきた。
「野郎ども!エースを救い出し海軍を滅ぼせぇー!」
ウォー!と海賊達の声が響く。