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ONE PIECE 〜only story〜

第5章 成果の結果



目が覚めたら僕は医務室にいた。

対象の技を食らったあたりからの記憶がない。

けど…
“いつか必ず対等の立場に来なさい”

この言葉だけはハッキリと覚えている。

すると、いきなりドアが開き、スザクさんが入ってきた。

「目が覚めたか?」

「は、はいっ」

「大将がお前を呼んでいる。起きたところで悪いが向かってくれるか?」

僕を呼んでる?
さっきの訓練のことでも言われるのかな?

「分かりました」

大将の部屋は奥のところにあって最初は結構迷っていたけど、今ではもうすっかり頭の中に地図が入っている。

その事実がなんとなく嬉しかったりする。

大きなドアの前に立って一呼吸おく。

コンコンコン

「スカーレット大将、コビーです」

「入って」

ガチャッ

「失礼します」

許可をもらい入室する。

「体の方はもう大丈夫?」

「は、はい」

「そっか…。で、いきなりなんだけど、さっきの訓練を見て思ったんだけどさ」

ー君を、ガープの所へ帰すことにしたー

何を言われたのかさっぱり分からなかった。


コビーが部屋にやってきた。

体は見た感じ大丈夫そうだったので安心した。

そして、私はあの言葉を告げる。

「ガープの所へ帰すことにした」

突然のことでコビー自身何を言われたのかよくわかっていない感じだった。

「言い方が悪かったかな?さっき君の成果を見た感じこれ以上ここにいる必要はないと感じた。
まだ、未熟な部分はあるが後は君一人でも力がつく所まできてる」

少しさみしいけど…
と心の中でつぶやく。

「これから本船は海軍本部へ向かう。君とはそこでお別れ」

本部にはここから1週間程度で着く。

「残り1週間、頑張ってね」

言いたいことだけ言ってコビーを下がらせ私はスザクが持ってきてくれた何枚かの手配書を見ていた。

その中で気になる手配書が1枚。

“モンキー・D・ルフィ” 懸賞金1億ベリー

彼が我らが海軍の英雄ガープの孫か…

「ぜひ、会ってみたいな…」

このあと意外な場所で会うことになるなんてスカーレットは少しも想像していなかった。

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