第5章 戦う勇気 手放す勇気
無事になんとか
たつ兄のご機嫌を取り戻し
キッチンで一人片付けをしていると
背中をツンツンとつつかれて
後ろを振り返ると…
「お手伝いマン二度目の登場(笑)!」
そんな決め台詞と一緒に
フキンを持ったたつ兄が立っていて(笑)
「久しぶりだね…お手伝いマン(笑)
すごく会いたかったよ?」
そう言った私に
「それは俺の名前を呼ばへんからやん(笑)
お手伝いマンは
いつでもなのかの側におって
呼ばれたらいつでも来れるように
スタンバイしてるんやで(笑)?」
なんて笑いながら
私の心をわし掴みにする言葉を
さらっと言うから……
「お手伝いマン…大好き。」
そんなついポロリと零れ出た言葉に
「え…ちょっと待って?
そこはお手伝いマンが好きなん?
俺じゃなく…お手伝いマン!?」
なんつなたつ兄ことお手伝いマンは
勢いよく詰め寄ってくる…(笑)
そんなかわいいたつ兄に近付いて
耳元で
「たつ兄が大好きです(笑)」
そう言った瞬間…
「俺もなのかが好き(笑)」
なんてぎゅっと抱きしめられて
幸せを噛み締めてると…
「そこの二人………
それ以上はあかんそ?
ずっと見てるからな………!!!」
そんな裕兄とすばちゃんの声がして
たつ兄と顔を見合わせて
急いで体を離した(笑)