With Live Planet _この星で生きる_
第6章 平和は終わる
他のみんなも取材に応じているようだった。
「アマテラスさんっ!
ガブリエルさんと見事な協力プレーをしている時2人とも笑っていましたが、やはりガブリエルさんへの信頼からでしょうか?」
これは自信満々に答えられるっ!と思い、私は答える。
「はいっ!ガブリエルさんは私が最も尊敬しているライバルです!…と思ってるのは私だけかもですが…」
結局最後は自信を失くしたがこれは本当のことなのだ。
「最後に星民に一言お願いします」
「私は人間ですが、皆さんを死ぬまで守りたいと思います。えっと、なので…
こんど城下へ行った時なんかしてください⁇」
私は自分の言葉が分からなくなり、周囲の人々を笑わせてしまった。
それからも幾つかの取材に対応していたが、時間となり私たちは引き上げた。
私たちは約5時間近く戦っていたらしい。
だからこうしてまた平和にこの廊下を歩いているのが不思議だ。
「軍服ダメになっちゃった…」
「塩酸すごかったもんね…」
私たちは疲れ気味で歩くが、勝った喜びはある。
「じゃあ僕はここで。明日起きてたら誰かの部屋行くね」
じゃあ、と言ってガブリエルさんは部屋に戻る。
そのまま1人ずつ部屋に戻っていった。
私も部屋に戻ると、すぐに服を着替えて
毛布にくるまる。
ものすごく疲れているからとにかく眠ることにしよう。
わたしはそのまた目を閉じた。