With Live Planet _この星で生きる_
第5章 最怖の相手
アマテラスside
ウリさんから告白されて3日経つ。
あれから何度か顔を合わせたが、ウリさんが普通に挨拶をしてきたので私も挨拶をした。
モニターには今日も座学の文字。
そろそろ身体動かしたいなぁ〜
とは思うが、座学のおかげで色々なことが分かった。
それに座学ではいつもガブリエルさんがお菓子と紅茶を準備してくれるから嬉しい。
そんな事を思っているとモニターが着信画面に変わった。
「ーおはようございます。アテラスさん」
かけてきたのはウリさんだったことにびっくりする。
「お、おはようございます!」
「えっと…あなた専用の武器が出来上がったので今日は訓練に変更です」
私専用の武器という文字に心が跳ねる。
「分かりました。いつもの転送装置のところへ向かいます」
「はい、お願い致します。
…それと前の件についてはアテラスさんが考え込む必要はありませんよ。
お返事しなくても大丈夫ですから。
それでは、また」
私が返事をする前に通話は切れた。
モニター通話では相手の顔が見えるが今日のウリさんは少し悲しそうだった。
私のせいで気を使わせたかな…
少々落ち込んでいたが、訓練の時間までにあまり時間がなく慌てて転送装置へ向かった。
「アテラスちゃんっ!ここで会うのは久し振りだねぇ〜」
「はい、久し振りに体動かせますよ!」
私が転送装置前へ行くとまだミカさんしかいなかった。
外へお出かけした日の事を2人で思い出していると、後の3人が来た。
「じゃあ、先に言ってるから。アテラスおいで」
「あ、はい」
来て早々移動で、ウリさんに謝る暇もなかった。
移動した場所はよくある広い訓練場だった。