• テキストサイズ

With Live Planet _この星で生きる_

第5章 最怖の相手


ぐぬぬ…なんたる失態!


俺が悔しがってる間もウリちゃんは
デレデレしながらアテラスちゃんを慰めている。



ペイっとウリちゃんからアテラスちゃんを離し、俺の方に引き寄せる。


「アテラスちゃんはこっち!俺と一緒に
お酒飲もう⁇」


*アースベインでは飲酒が未成年でも禁止されていません*



「お酒ですか?飲んだことないな…」


心配そうにしながら、テーブルの上に乗ったたくさんのボトルを眺めている。


「大丈夫、大丈夫!カクテルとかあるしさ!リエル作るのうまいから!」



そこに丁度リエルが出てきた。


「なに?僕のこと呼んだぁ?」


「アテラスちゃんに甘めのカクテル作ってあげて!」



そう言うとリエルはシェーカーを準備して、材料を入れていく。

そして決まった通りにスマートにシェイクしていく。


いつも思うが男の俺から見てもカッコいいと思う。隣のアテラスちゃんも見惚れてるようだ。



あれ?今の所俺いいとこなし…?


頭に響いたガーンという音が俺のテンションを下げた。



コポポという音を立てカクテルグラスに注いだカクテルは綺麗なピンク色だ。


「グレープフルーツメインだから大丈夫じゃない?」


「あ、ありがとうございます!」


受け取ったアテラスちゃんは一口飲むと、可愛らしい笑顔が見れた。


「おいしいっ!お酒って美味しいんですね!」


そんな笑顔見てたら、またテンションが上がる。

みんなで好きなお酒を飲んでいたら、欲しくなるのはお酒のつまみだ。



「さて、俺の出番かな⁇」



キッチンにてちゃくちゃくとつまみをつくる。


アテラスちゃんがいるから今日は気合を入れて盛り付けなきゃ!


おしゃれな皿に綺麗に盛り付け、ミントなんかもつけたりした。


「出来たよ〜〜、召し上がれっ!」


テーブルの上に4品を置く。


「アヒージョ、オイルサーディン、ブルスケッタ、アボガドチーズだよ!」



アテラスちゃんは聞いたことないのか首を傾げている。


「はい、あ〜〜ん♪」


4品の中からアヒージョを口元に持っていくと少し照れながら口を開けてくれた。


「…んっっ!美味しい~~!!!!!!」


頬に手をやって、体をゆさゆさと揺らしている。


「それも食べていいですか?」
/ 233ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp