With Live Planet _この星で生きる_
第3章 アースベインという星は
「あ、はい。寝起きは悪くはないと思います」
「朝ごはんはこのくらいに食べておくと、訓練中にお腹痛くなったりしないぞ」
「私もそう思って、来ました」
そんなやり取りを交えつつ、私は朝食を平らげた。
「ごちそうさまでしたっ…あ、これどこ片付ければいいですか?」
「あ、いいですよ。私たちで片付けますから」
「いえ、覚えたいので…」
「すみません。正面の厨房のところに
指定の場所があるのでそこに」
「分かりました。ついでにみなさんのもお下げしますね」
私は手際よく様々な大きさのプレートを綺麗に重ね、それを両手いっぱいに乗せて厨房まで向かった。
後ろでは
「意外とやるな」
「力持ちだね、しかも器用だね」
などと聞こえていた。
優しく丁寧に食器を置いた私はまた席に戻る。
「ありがとう、アマテラスちゃん!」
そう言ってミカエルさんはニコニコ顔で礼を言う。
「さて、訓練の準備があるのでそろそろ…また後で、アマテラスさん」
そう言ってウリエルさんを先頭に
他の3人も席を立つ。
「はい、また後で」
私は4人の姿が見えなくなったのを確認してから、自室へと戻った。