With Live Planet _この星で生きる_
第9章 戦闘士補佐の問題
モグモグモグ……
「アテラスちゃん、そんな食べて大丈夫?」
モグモグモグ……
「力出すために貯めとくらしいぞ」
モグモグモグ……
「力出すのにこんな量の食事がいるんですね」
モグモグモグ……
「みたいだね…………ってさすがに食べすぎじゃないっ!?」
モグモグモグ、ゴクンッ
「ーぷはぁぁ〜、食べた、食べた!」
私は水を一杯飲み干すと、ミカさん身体をジロジロと見られた。
「今食べたものその身体のどこに入ってるの⁇魔法みたいだね…」
「全部エネルギーに変換しますよっ!
久しぶりに動くのでエネルギー補給ですっ!」
私がなぜここまで食べたかというと理由は1つ!!
今日は試験日なのだ。
相手は機械ではないので侮ってはいけない。Sidora systemを壊せるなら私だって殺される可能性はあるはずだ。
「覚悟は決めたみたいだが、大丈夫か?」
ラーファさんが心配そうに声をかけてくる。しかし、その心配は杞憂だ。
人のことをいじめたくはないが、ラーファさんがこの前こう言ってくれたのだ。
「ここで闘う厳しさが伝えられるがどうかで生と死の厳しさを分かってもらえる。
分かってもらえなければ、補佐は死ぬ」
要するにここで手を抜いたら相手の為にならないのだ。
だからウリさんのように…とはいかないだろうが私なりに頑張ろうと思う。
「さて、もうすぐで時間です。
まずは面接でその後に実践ですからね」
仕切ってくれるウリさんの後ろを私たちは歩きながら、会議をする。
毎度お世話になってる転送装置にて、鉄の壁に囲まれた広い部屋へと移動した。
ちなみに椅子が7脚用意されている。
「面接では私がほぼ質問しますが、気になるところがあればお好きにどうぞ。
実践では殺さない様気をつけてください。何かあれば我々が止めますので。
殺されないように…っていうのは必要あませんね。
ミカ、転送装置で彼女たちの向かいを」
なんて感じでミカさん以外は席に着いていると、すぐに補佐を率いるミカさんが戻ってきた。
「お待たせ、連れてきたよ!」
その声で私はそちらを振り向く。