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With Live Planet _この星で生きる_

第8章 アースベインの女神2


「星民のみなさんこんにちは、アマテラスです。

今日はお手紙やプレゼントのお礼とそのお返事をしたくてこの機会を頂きました。

私は《リュウ》に伝えたい事があります。
…リュウ、苦労してきたみたいだね。
手紙を読んで、私なにり必死に考えてみたの。

それで、君には村人にある事を言って欲しいの。

それは『太陽の方を向きなさい。すると影は自分の後ろにできます。後ろを振り向かず過去を見ず、確かな未来に期待して歩みなさい』…と。

よろしく頼んだよ、リュウ。

他の方々にもお返事をしたいのですがお時間もあれなので…本当にありがとうございました。

みなさんも太陽の方を向いてくださいね。
それではまた!アテラスより」



私が一礼をしてから少しの静寂の間が流れる。


「はい、カットォォッ!できたぁ!」


勢いの良い監督さんである女の人が私にオッケーマークを出してきた。



緊張した〜、ちゃんとリュウに届いているといいな、見てくれるかな。


私は熱い胸あたりの服を掴み、静かに願っていると、「お疲れ様」と声をかけられた。



「みなさん、お疲れ様です!」


全員揃った一級戦闘士で和気あいあいと
話していると撮影の片付けも終わり、
無事に全てが終わった。



「反響はどうでしょうね?きっと良い方向に行くとは思いますが……」


私はみんなと遅めのお昼を取るため、食堂へ行く途中に会話する。


「というかリュウだっけ?直々にお返事もらっちゃって……」


後ろから私に抱きつくようにガブリエルさんがもたれかかるからものすごく重たいし、歩きづらい。


「リエル、妬いてるの?その手紙見たけど子供だったよ〜」


とミカさんが茶化しながらガブリエルさんの脇腹をくすぐると私から離れ、抵抗していた。


「ーにしてもいい言葉だな。
太陽の方を見れば影は後ろにしかできないってことだろ?お前らしい」


フッと笑みを漏らしながらラーファさんが言ってきたのでなんだか嬉しい。



そのまま私は気分よく、食事を食べた。


嫌いなトマトをガブリエルさんの皿にこっそりのせたことは内緒だ。



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