第7章 真珠の首飾りの女(ドフラミンゴ)
「お前はいつも、おれが他の女と寝ると機嫌が悪くなるな」
「別に」
「フフフフ、そうか?」
ドフラミンゴは楽しそうに笑いながらクレイオを抱き寄せ、わざと音を立てながらキスをした。
長い舌を差し込み、上顎を舐めながら口内の性感帯を犯していく。
堪らずにクレイオの身体から力が抜けた途端、ベッドに押し倒してさらに喉の奥まで掻き回した。
「んっ・・・」
激しいディープキスに漏れてしまった喘ぎ声を聞くや、国王は口の端を上げると、自ら衣服を脱ぐようにクレイオの四肢を操作する。
「ドフラミンゴ、やめっ・・・」
抵抗したくても、糸で縛られた手足がいう事を聞いてくれない。
それに唇を塞がれているから言葉を発することもままならなかった。
そして、クレイオもヴァイオレットのように一糸纏わぬ姿にされると、そのまま並ぶよう仰向けに寝かされる。
「そういえば、お前らを同時に抱いたことは無かったな」
豊満で優美な曲線を描くヴァイオレットの裸体。
天使のように清らかでありながら官能的なクレイオの裸体。
まるで楽園のような光景を見下ろしながら、ドフラミンゴが口を開いた。
「まずはおれに余興を見せてみろ」
ともに眉根を寄せているヴァイオレットとクレイオを残して裸のままベッドを降りると、そばに置いてあった大きな背もたれ付きの椅子に座る。
「女同士でヤれ」
いったいこの男は何を言っているのだろう。
どちらかを抱くのなら分かるが、自分は何もせずにただ見て楽しむとでもいうのか。
当然ながらヴァイオレットもクレイオも、同性と性行為をした経験などない。
「・・・・・・・・・・・・」
唐突すぎるその命令に二人とも動けずにいると、ドフラミンゴは今度はヴァイオレットの身体に糸を巻き付けた。
そして、クレイオの上に覆いかぶさるような姿勢を取らせる。
「恥ずかしいなら、おれが手伝ってやろう」
「ド、ドフィ・・・!」
ドフラミンゴは悪魔のような笑みを浮かべると、マリオネットを操作するような手つきでヴァイオレットの身体を思いのままに動かし、クレイオの唇に口づけさせた。