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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第13章 YELLOW SULTAN





【オマケ】


警察庁へ戻る車。
ボルサリーノから何か言われるとは思っていたがそれは予想だにしない事だった。

「クザンよぉ、あの子何処で見つけたんだぃ〜?」
「まさか、お前さんが野心家だとねぇ〜」
「将来は、わっしの調子かよぉ〜」

意味不明な発言。

「ボルサリーノ、さっきから何を言ってるんだ?」

「しらばくれるなよぉ〜
わっしはそこまで野心家じゃねぇし、正直どっちでもいいんだよねぇ〜
・・・ってぇ、お前さん本気で言ってるのかぁ〜?!」

ボルサリーノは、教えてくれた。
彼が知り得る事全て。

それには、俺は耳を疑うしかなかったんだ。







【オマケ2】



通い慣れた日本家屋。
向かう途中に電話が入り安心したが、庭園にいるのはペポだけだった。

「悪いな、先生。
娘っ子は、たまたまいた警察庁の刑事が送り届けちまってよぉ。
これは、娘っ子からだ。
ペポの事気にしていたよ。後、トラちゃんは怒ったら怖いとも言ってたぜェ、グラララ・・・」

ニヤリと笑うエドワードから受け取った紙。
その表情は、ちっとも悪かったとは思ってないだろう。

「チッ・・」

トラちゃんは怖いか・・
昔、よくを怒っていた。
八つ当たりも半分はあっただろう。

お転婆のくせに運動神経ゼロ、学習能力ゼロ。
身体のどこかに必ず怪我を負っていたのため、俺は絆創膏を常備していた程だ。

泣きながら来る姿に、何度俺は自分を叱咤しただろう。
何故守れねぇ、何故俺はここから動けねぇって病気の俺自身を恨んだ。

が骨折した時は、後悔した。
そして、医者を目指した。
を守るための力を欲したんだ。
アイツがもう、泣かなくていいようにと・・・


「・・刑事って名は?」

エドワードの言葉が俺のある記憶に引っかかる。

「ボルサリーノだ」

ボルサリーノ・・
何処かで聞いた名だった。
記憶を探ろうと考え込む俺にエドワードはさらなる名を告げる。

「後は、クザンがいたな」

「!!」

あの男か!
まだ、記憶に新しい名。

アイツがここにいたのか・・
そして、を連れて行った。

クソッ・・
せっかくまた、会えたアイツがまた遠くなる。

俺は無意識にまだ見ぬからの紙を握り潰していた。








fin




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