【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第4章 皆との1週間
「一体何してるの?玄関で。騒がしいよ」
貴「あっ……。すみません、美風先輩」
美「別に。大方、レイジが一人で騒いでたんでしょ」
貴「あはは;;」
寿「もう!アイアイ酷い!!」
この騒ぎを聞きつけて向こうのドアから出てきたのは、美風先輩。
………まぁ、美風先輩の言う通りと思ってしまったけど。
そう思ってしまった僕は悪くない。
美「てか、いつまでそうしてるの?」
「「あ」」
そうだ、倒れた体勢のままだった。
所謂、床ドン……?
変なとこ見せちゃったな……。
寿「ご、ごめん!!大丈夫?//」
貴「うん、大丈夫だから。……でも、これからは気を付けてよね?」
寿「はーい」
この人は本当にわかっているのだろうか?
また同じことを繰り返しそうで、不安だ。
月「はいはーい、もういい?ヒメちゃんは今日アタシと一日過ごす予定なんだからね~」
寿「林檎先輩ばっかずるい!!さっきまで二人だけで買い物行ってたくせに~」
月「どうせ皆、丸一日オフもらってヒメちゃんと過ごせるんだからいいじゃない。さ、部屋に行って荷物の整理しましょう」
グイッ
貴「ちょ、待ってよ!!」
腕を引っ張り、僕の部屋に向かう林ちゃん。
こういうところを見ると、やっぱり男の人なんだな~と思う。
ガチャ
月「ここよね?ヒメちゃんの部屋」
貴「うん。……てか、ドア開けてから言うセリフ?」
月「ふふ、それもそうね」
ガチャ
中に入りドアを閉め、早速荷物を床に置いた。
両手に荷物を持っていたので、かなり疲れた。
……でも、手に持てきれない物もあったので宅配もお願いしている始末。
もうそろそろ届くと思うんだけどな~……。
ピーンポーン
あっ、来た。
月「あら。もう届いたのかしら?」
貴「時間的にはちょどいいはずだよ?」
月「そんなに時間が経ってたのね。じゃあ、取りに行きましょう」
貴「うん」
林ちゃんとそう言って早々部屋を出た僕と林ちゃん。
玄関には宅配屋さんだけではなく、QUARTET NIGHTの皆もいた。
何かいつもと違った様子だけど、どうかしたのかな?
月「ご苦労様~」
「あぁ、宅配をお願いした月宮さんですね?」
月「そうよ~」