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【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?

第4章 皆との1週間


ガチャ

貴「ただいま~」

寿「お帰りヒメちゃん!!(ガバッ」

貴「こと、ぶき先輩……、苦しい、です……」

寿「あぁ!!ごめんね?」

貴「いえ」


寮の玄関のドアを開け中に入ると早々、寿先輩が抱き着いてきた。

力加減がある程度できているとはいえ、ちょっと苦しかった。

すると、林ちゃんが声をかけてくれた。


月「大丈夫?ヒメちゃん」

貴「大丈夫だよ、林ちゃん」

寿「“林ちゃん”……??」

月「(・∀・)ニヤニヤ」


僕が林ちゃんと言った瞬間、訝しげに呟いた。

林ちゃんはそんな寿先輩の様子を見ると、ニヤニヤし始めたし。

しかも顔文字で。

メタイって?そんなの知らん。


寿「ひ、ヒメちゃん…?なんで林檎先輩のこと、“林ちゃん”って呼んでるの?しかも敬語で話してないよね??」

貴「あぁ、それは林ちゃんに仲良くなりたいと言われて……」

寿「それだけで敬語も外してあだ名呼び!?」

貴「は、はい……」


何かおかしなところでもあった………?

仲良くなりたいってことだから、てっきりそうして欲しいんじゃないかって思ったんだけど……。


寿「ヒメちゃんってちょっとズレてるね」

貴「えっ」

月「そうよね~。アタシとしては、望んだ結果になったから良かったけど♪」


それは良かった……(ホッ

てっきり、仲良くなりたい=名前呼びとかそんな感じに思ってたから。

あっ、でも、知らない人に仲良くなりたいとか言われても名前呼びとか断固拒否だけど。


寿「じゃあじゃあ!れいちゃんもヒメちゃんと仲良くなりたいなあ!!」

貴「えっ……」

寿「えっ!?ダメ!!?」

貴「いえ、そうではなくて………」


林ちゃんは入院してた時に知り合ったから抵抗とかはなかったけど、寿先輩とかは昨日会ったばっかだし……。

それに、一応直接の先輩なんだし………。


寿「ねっ!お願い!!(パンッ」


手を叩いてまでお願いしてくる寿先輩。

ここまで言われると、断れない……。

一応先輩だし………。


貴「じゃ、じゃあ………。“嶺二”……?(コテッ」

寿「っ!!」
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