• テキストサイズ

【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?

第4章 皆との1週間


あの後簡単な朝食を作った。

と言っても、パンなんだけど。

太りにくい体質を作る朝食ってのがあって、それを作ってみたのだ。

玉ねぎにキノコ、パセリ、トマトを小さく刻んで、ツナ缶をオイルごと混ぜる。

それをパンに乗せチーズかけて、後は焼くだけ。

ね、簡単でしょ?

飲み物には、インスタントだけどコーンスープ。

それにとろけ〇るチーズ基、とろとろチーズを入れて完成。

これが中々美味しいのだ。

それでアップルパイは………、帰ってきた後のおやつとして作っておこう。


月「う~ん!美味しいわ!!」

貴「それは良かった。初めて作ったレシピなんで、不安でしたけど。口に合ったようで良かったです」


親に作ったことはあったけど、他の誰かに作ったことなんて初めてだったから、尚更不安だった。

バレンタインとかで友達と手作りチョコを交換したことはあったけど、料理はそれとは違うからね。


月「ヒメちゃん、料理得意なの?」

貴「親が忙しい身だったので、自然と身に付きました」

月「すごいわね」

貴「そんなことないです」


料理なんて、得意な人はこの世にいっぱいいる。

自分の料理はマズイってわけでもないから、息抜き程度でやったりもするけど。


モグモグ

月「…………ん、ごちそうさま!ホント美味しかったわ!!」

貴「ありがとうございます。お粗末様でした」


なんか、嬉しいな。

たまには、他の誰かに作ってみるのもいいかもしれない。


貴「洗い物とかしておきますので、時間までゆっくりしててください」

月「それじゃあお言葉に甘えてゆっくりしてるわね」

貴「はい」


と言っても、月宮さんはゆっくりするつもりはなさそうだ。

鞄の中から何か書類を出して、にらめっこしてる。

仕事だろうか?

なら僕は、邪魔にならないよう洗い物をしてアップルパイを作っておこう。

ショッピングから帰って来た時、すぐに食べられるように。











あの後洗い物も終わり、アップルパイも作り終わった。

そしたらちょうど、約束の時間の10分前。

月宮さんはリビングにいるだろうか?

準備して行ってみよう。
/ 68ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp