【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第3章 見知らぬ世界
月「うんうん、凄かったよ!流石はMinoriって感じね!!」
日「あぁ。何回か聞いたことはあったが、それ以上だ」
うわ~、この二人に褒められちった!
現役アイドルの人に褒められるなんて、すごい幸せだなぁ。
貴「ありがとうございます(ニコッ」
「「「「!!///」」」」
貴「?」
先輩たち、どうしたんだろう……?
風邪でも引いたのか……?
でも、さっきまで平気そうだったよ………?
うーーん………、よくわからん。
貴「先輩方からしてはどうでしたか?」
あのまま考えてもわからないだろうから、曲の感想を聞くことにした。
これからこの人たちに教わっていくから、曲の感想やアドバイスはちゃんと聞きたい。
寿「あぁ、そうだね!うん、最高だったよ!!Minoriちゃん万歳!!」
何が万歳なのかはわからないけど、嬉しい。
寿先輩はフレンドリーな人だから、変なところがあっても和らげて言ってくれるだろう。
それが無かったってことは、良かったってことだよね?
自分の思い込みじゃなきゃいいけど。
黒「悪くねぇ。お前は正真正銘、“歌い手Minori”だ」
貴「!」
“意外”。
黒崎先輩から出た感想への気持ちは、これの一言だ。
黒崎先輩は一匹狼ってところがあるから、他人を、しかも女を褒めるとはいかずとも認めるなんて意外でしかない。
だからこそ、滅茶苦茶嬉しいんだろうけど。
美「君の歌声、演奏技術は最後にupされた動画と比べてもそれ以上だ。Minoriは常に進化していたからね。これで君が“Minori”ってことは証明された」
美風先輩は、相変わらずと言えるコメントだ。
ロボットって知ってるからこそ、こんな気持ちになるんだろう。
でも、あの感想は正直言って嬉しい。
僕は常に努力してた。
その努力が認めてくれるようで、嬉しかった。
カ「まさかこの俺が、女王以外の人物を認める日が来ようとはな………(フッ」
……………この人は本当にあのカミュ先輩かな??
突然のデレ期到来かな!!?
いや、認めてくれたのは嬉しいけどさ!!
あの冷酷なカミュ先輩から出る感想とは思えないんだけど!!
ここ、まさかパラレルワールドの類ですか??