第3章 戻る方法
薄暗い部屋に一人、園子は文献を読み漁っていた
「あった..」
その中のとあるページをみてポツリと呟いた
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「及川さん!岩泉さん!」
国見と及川たちが話しているところに園子が走ってきた
「どうしたの?」
「元の世界に戻る方法がわかりました」
「「「「!!」」」」
園子の言葉に四人が目を見開く
「それ本当?」
「はい。とはいえ、時間の問題ですが」
そう言うと彼女は持っていた書物を開いた
そこには「パラレルワールドに関する伝説」と書かれており、様々な伝承などがあったが「全て翌日には姿を消している」という一節があった
「これ..!」
「信じ難いですがパラレルワールドがある以上大丈夫だと思います」
二人は橋口を見る。橋口は目を見開いた
「良かったね。橋口ちゃん」
ニッコリと及川は微笑んだ