第5章 肝心なのは…

徹は朝のことがなかったかのように普通に接してくれてる

ほんとに、ありがたいなって思う
なにか、お礼とかした方がいいのかな…？

今は、お昼休憩……

誰とお昼を食べていると思いますか？

そう、正解です！
徹、一、一静、貴大の4人とです

別に、中学の時、ぼっちだったとかじゃなく、仲の良かった子がみんな学校が違っただけ…

クラスでは、まだこの4人以外に仲のいい人がいないだけ……
まだ、このクラスになってから、数日しか経ってない…

分かってますよ……
徹と一は2日目にはすでに2人も友達がいましたからね……

「真輝は、いつまで俺たちと飯食うんだ？」

と、一静……

「……………も、もう少しだけ…」

「まぁ今日のLHRでクラス内オリエンテーションがあるんだから、その時にでもできるんじゃないかな？」

…そう、今、徹が言った通りクラス内オリエンテーションがあるのだ……

気が合う子が私たちのクラスに入ればいいなぁなんて思いながらワイワイ昼食をとってた

このメンバーで食べるお昼が最後の日になりますよーに……



さぁ！ やってきました！
オリエンテーション！

先生が適当に分けたグループに分かれることに……

48人クラスを4人ずつに分けると、14チームになる
しかも、このクラスは、奇跡的に男女比が等しいので、1チーム、男女2人ずつだ

私と同じペアになった女の子は、確か 森澤 乃々香 ちゃん

見た目は、肩よりも少し長い黒髪で、可愛らしいというよりは、綺麗な子だ

とりあえず、挨拶しとこうかな…