第3章 調査兵団
「うーん…これ私たちじゃどうしようもないねぇ…
エレンにまかせるしか…」
(エレンが…戦ってる…巨人の姿で…)
巨人が巨人と戦う姿をまじまじと見たは
その姿に圧倒された
(とてもじゃないけど私たちが出る幕じゃない…
本当にエレンにまかせるしか…)
「おい、そこのお前」
「は、はい‼」
「団長たちに伝達を頼む
作戦は…成功したと」
「…は?」
の目前には巨人化したエレンに抑えつけられ地面に伏している女型の巨人の姿があった
その巨人のうなじ付近にハンジと数人が登り
刃を突き刺し肉をえぐっている光景が目に入った
(…すごい!少し目を離したすきに…‼
あの中に…いるんだね?
…アニ‼‼)
アニはたちと同じ104期の仲間であったが
巨人だったとは…誰も知らなかった
なぜアニが?なんのために?
同じ巨人化の力があったのなら
なぜエレンみたいに私たち人間側につかないのか
(…いや、今考えても仕方ないことだ…
今は団長たちに報告を…)
「団長と兵長に報告に行ってきます!」
行く間際
もう一度振り返りみて見ると
巨人のうなじから出てきた人物は
確かに…アニであった
が、
その姿は硬い結晶のようなもので
覆われていた