第1章 はじまり
再び激しい音がなる
ドゴーーーーーーーーン‼‼‼
壁の破片と思われる物がズシン…と
のそばに飛んできた
「ひっ………」
町の人の叫び声が聞こえる
「巨人が…!壁に穴をあけやがったー!!」
「逃げろー‼‼巨人がおしよせてくるぞ‼‼」
は震える足でなんとか立ち壁の方を見た
「はっ………‼‼⁈⁇」
超大型巨人が開けたと思われる壁の穴から
どんどんと巨人が入ってきていた
「あ…お、お母さん…お父さん…助けて…」
は生まれて初めて見る巨人に恐怖し
またペタンと座りこんでしまった。
ドンッ
逃げる人々がにぶつかる
「っ……」
「お嬢ちゃんも早く逃げなさい!もう巨人がすぐそこまで…‼」
それだけ言い残し走り去っていく
そこでハッと我にかえり自分の家に急ぐ。
(お母さん…お父さん…‼無事でいて‼)