第3章 調査兵団
「…って、また泣くのかお前は…」
「ごめ…なさい…私、弱くて…泣き虫で…
でも、リヴァイさんの一言一言が
いつも私に力をくれるんです!
…明日のことでずっと
胸が締め付けられて苦しくて…
でも、リヴァイさんの話を聞いたら
スーッて心が軽くなって…!
仲間が死ぬことを悲しんでちゃダメなんだって…
死んでいった仲間たちのために
私は前を見て戦わなきゃいけない
…リヴァイさんが教えてくれたんです」
は涙をぬぐってニコッと笑ってみせた
リヴァイはフッと笑うと立ち上がり
「もう大丈夫だな」
そう言って最後にの頭をポンと叩き
部屋を出て行った
(…リヴァイさんもしかして…
私の様子を見にきてくれたの?)
あれ…また胸が苦しい
もう明日のことは大丈夫なはずなのに…
はリヴァイへの想いに気付き始め
初めての感覚に戸惑った