• テキストサイズ

[進撃の巨人]この残酷な世界で

第2章 再び



「え……!?」


そこにいたのはまたしても同期のフランツであった



フランツはとくに体の損傷がひどい

ここで何が起きたのか

彼の下半身は巨人に食われたのだろう



そこにはなかった




「フランツまで…‼︎

うっ……ううっ…」






は過呼吸におちいってしまい

必死に息を止めようとするが

うまくいかない




(苦し…い よ 助けて…)






同じ志を持った仲間の死

初めて目の当たりにする人間の内臓物


それを一度に見てしまったの精神は崩壊しようとしていた





足が震えうまく立つことさえできない





そこへ

ドシン…ドシン…と

3m級の普段のなら楽に仕留められる巨人が近づいてくる





だかは立ち上がることもできず

涙で汚れたその顔で

巨人を見つめることしかできなかった






(ああ…私、ここで終わりなんだ)






巨大な手が伸びてくる


「うあっ…‼あ…ぁ…」



巨人の中では小さいサイズとはいえ
やはり力はすごい


わしづかみにされたの体が


ボキッ… と 鈍い音で響いた






「ぐ あっ…‼︎」




もうどの場所が折れたかなんてわからない








(ごめ…みんな……


お母さん、お父さん…


今、私もそっちに行くから………)














そこでの意識は途絶えた
/ 228ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp