第2章 再び
ドゴーーーーーーォォォォォン……
「うわ………っ‼」
たちは衝撃で壁から落ちてしまう
が、立体起動装置でなんとか踏みとどまる
何事かと体制を立て直し見たそれは
「あ…………」
5年前に現れた超大型巨人であった
無残にも粉々に蹴り破られたトロスト区の扉…
悲壮な声で誰かがつぶやいた
「また…壁が破られた…」
「巨人どもが…押し寄せてくるぞ…」
超大型巨人を目の前にみんなは戦意喪失
それを見たは声を張り上げる
「みんな‼落ち着いて‼
緊急事態の時の作戦にうつるの‼︎
早く持ち場に…っ‼」
声とは裏腹に震える体
(また…おまえか…!
また…大勢の人が死ぬ…っっ!
やだよ…怖い…
お母さん!お父さん…!)
ピシャッ…! 誰かに頬を叩かれた
「…え?」
「落ち着いて
大丈夫
大丈夫だから」
「…ミカサ…」
(そうだ…なにびびってんだ!
巨人どもを駆逐してやるんだろ!
しっかりしろ!)
震える足をピシッと叩く
「ミカサ!ありがとう!大丈夫!」
「うん…私たちは同じ班
行こう」
ミカサが微笑んだ