第7章 裏切り者
「」
「はい?」
日も暮れ辺りは薄暗くなった頃
リヴァイ、、ミカサ、ジャンの四人は壁外へ出てきていた
「お前…壁外は初めてだったな」
「はい!初めての壁外です」
「あ、そうか…はこの前の調査の時は怪我してたからな」
「うん…」
(初めての壁外なのに…
どうしてこんなに落ち着いてるんだろう私…)
「なんかよ…俺こんなに死ぬ気がしないってのは初めてだぜ…
このメンバー
最強すぎだろ…」
「ジャン、危なくなったら下がってて」
「なっ…!ミカサ!
俺だってやれるぜ!?
しかも怪我してるお前こそ下がってろよ!」
「チッ…てめーら少しは緊張感をもて」
「アハハ…」
(そっか…どうしてこんなに落ち着いていられるのか
頼もしい仲間がいるからー…
信頼してる仲間がいるから
リヴァイさんがいるから
みんなが私に力をくれるんだ)
「おい、」
「え、はい!!」
「お前は何も心配しなくていい
いつも通りやれ」
「リヴァイさん……
はい!!!」
(…壁外でイチャつくなよな…)
(エレン…待ってて…!)
四人の目前には
大きな巨大樹の森が広がる