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[進撃の巨人]この残酷な世界で

第7章 裏切り者


「何をしている?」







地下室に来たエルヴィンは
そう問いかけた






「………エルヴィン団長」





装備を全て整えた状態で現れたエルヴィンに少し驚く






「…ここは立ち入り禁止のはずだが?


…………ライナー」





アニが眠っていたであろう牢の前でたたずむライナー

その手には壊れた鎖





「ライナー、何か知っているのか?」




「…団長、俺は仲間を助けたいだけです」





「…仲間とは…どっちを指す?

人間か?

巨人か?



…お前はどっちだ?」





ライナーは少しの沈黙の後答えた























「………俺は






人間だ!!!」








その瞬間、ライナーから激しい光と爆音

蒸気が立ち込めた













「え、ちょ⁉

エルヴィン団長‼‼これは何‼⁉」



駆けつけたハンジが声をあげる



「外へ逃げろ!!」




エルヴィンのその掛け声でハンジも立体機動を使い

崩れる天井をなんとか避け

地上まで出てきた







「モブリット!!

みんなの用意は!?」




「はい!間に合いました!!」




本部からゾクゾクと立体機動装置を装着した調査兵団が飛び出して来た






「なんなんだよ!?訳がわからねぇ!!」



「いきなり装置を付けろと言い出したかと思えば

今度は本部が崩壊って……

何が起こってるんですか!!

説明してください!!」





騒ぎ出す兵士をよそに




エルヴィンが静かに指をさす














「巨人が現れた」
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