第7章 裏切り者
エルヴィンとハンジは急いでアニが幽閉されていた地下室へと駆けつけた
「…これは……!?」
結晶に包まれたアニの体は鎖に繋がれていたはずだったが
鎖は無様に壊れ床に落ちていた
「…どう思う?まさかアニが自力で…?」
ハンジのその言葉にエルヴィンは考え込む
「ハンジ、これに気づいたのはいつだ?」
「ついさっきだよ
最近ずっとバタバタしてたせいで研究もろくにできなかったからね…
久しぶりにここに来たら…
この状態さ…」
せっかくの研究対処を逃したショックからか
ハンジの落ち込み様は相当なものだ
「ハンジ、今すぐ全員を食堂に集めてくれ」
「え、わかった…
モブリットー!いるー!?」
扉の外で待機してたモブリットが顔を出した
「はい!ここに!」
「今すぐ全員を食堂に集める
手伝ってくれ!」
「了解です!」