第1章 はじまり
大半の人々が船に乗り港はだいぶ落ち着いてきていた
だけどまだまだ船に乗れない人はたくさんいる
また船が戻ってくる間にいつ巨人がここまでくるかわからない
みんな生きた心地がしなかった
ふと視線の先にエレンとミカサの姿を発見した
「エレン‼ミカサー‼」
振り返ったのはミカサだけ
「二人とも…よかった無事で!
ねぇ…私のお母さんとお父さん見なかった⁉」
ミカサの肩がピクッと動いた
「…ミカサ?どうしたの⁉
??…エレン?」
ずっと俯いたままだったエレンを不思議に思い見ると
顔面蒼白で目は見開き涙を流していた
「え…何があったの?」
そこへ
ウォールマリアまで人々を乗せる船が戻ってきた