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[進撃の巨人]この残酷な世界で

第5章 人


「ぐっ………

調査兵団がなくなれば…喜ぶ連中がいるのだよ!

私はただ奴らから金を受け取りっ…

仕留めるよう依頼されただけだ‼」






リヴァイはフッと笑った



「お前も一緒だな

さっきの奴らと…

いいか、死ぬ覚悟のない奴が

人の命を狙うもんじゃねぇ」



赤い血が刃を伝って床に落ちた














その時




先ほど腹に一発食らわせた門番が目を覚まして
部屋に押しかけてきた


そして目の前の光景を見て息を飲むとすぐに応援を呼ぶ



「誰かー‼すぐ来てくれ‼‼

調査兵団の奴が」


続々と遠くから足音が聞こえてくる



チッ…めんどくせぇな…



そう思いそっちに気が向いていた時だった



















バーンッ


銃声音が響いた

























リヴァイの力が一瞬弱まったのを見逃さなかった司令官が


ポケットに忍ばせていた銃を取り出し


リヴァイの体にゼロ距離で銃弾を打ち込んだ






ガクッと膝から崩れ落ちるリヴァイ








「行け‼取り押さえろ‼」









そこでリヴァイの意識は途絶えた






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