第5章 人
シーンと静まり返る食堂
今まで見たことないようなハンジの表情に
自然とみんなの表情も強張る
ハンジはハァッと息を整えながら言った
「明日の午前0時ちょうどをもって
リヴァイの処刑が決まった」
え?
処刑……?
誰が?
誰を?
処刑……?
「あの……リヴァイ兵長が処刑って
どういうことですか?」
そう……
それ
アルミン聞いてくれてありがとう
ちょっと……私……
頭がまわらない
「詳しいことはモブリットが話すから
…私はこれから急いで王都へむかう
時間がないんだ」
それだけ言い残しハンジは去っていった